ボルテク足型図クイック7

クイック・ステップも最終になりました。
最近のフィガーは飛んだり跳ねたりと、初級ダンサーには難しいと思われるようですが、ベーシック主体でもクイック・ステップは楽しく踊ることができます。
ザ・ボールルーム・テクニックをすべて足型図にしようと思い立ったものの、簡単には進みませんでしたが先は見えてきました。
ボルテク足型図クイック7

(25)は、ルンバ・クロスです。(ネームド・バリエーション)
ちょっと異色な動きに特徴があります。
もともとはルンバのナチュラル・トップをイメージして踊られた、とも言われています。

(26)は、ティプシー・ツー・R・アンド・Lです。(ネームド・バリエーション)
ティプシーとは千鳥足、ちょっと飲み過ぎて足元がふらついている感じを表しています。
回転方向とか角度は前後のフィガーによって変わります。
右と左のティプシーを連続して踊ることもあります。
図ではそれぞれ回転無し、左回転、右回転とが別々に描いてあります。

(27)は、ホバー・コルテです。(ネームド・バリエーション)
ワルツ(30)と足型は同一です。
ワルツではさらに1小節増やして踊ることもありますが、クイックではさらりとした感じで踊ります。

(28)は、ヒール・ピボット(クォーター・ターン・ツー・レフト)です。(追加のフィガー)
クォーター・ターンの前半右回転部と、後半左回転部を総称してクォーター・ターンズというネーミングがされていましたが、
後半部はプログレッシブ・シャッセを踊ることが多くなって、前半部だけが独立してしまいました。
このヒール・ピボットの部分は後半部が別名で復活したものです。

(29)は、ジグザグ、バック・ロック・アンド・ランニング・フィニッシュです。(追加のフィガー)
ジグザグは古くからあるフィガーです。前半をジグザグ、後半部はナチュラル・ターンの後半、プルステップという組み合わせでした。あるいはランニング・フィニッシュという組み合わせもありました。
ここでは、間にバック・ロックが入ったものとして追加されています。

(30)は、クロス・シャッセです。(追加のフィガー)
ブルース(スロー・リズム・ダンス)にも同名のフィガーがあります。
足型も同じなのですが、速さ(テンポ)だけが異なります。クイックらしく軽快に踊ります。

(31)は、チェンジ・オブ・ダイレクションです。(追加のフィガー)
これもフォックストロットに同名のものがあります。
踊り方も同じです。ただ速さが違うだけです。
こうして見ていきますと、追加されたフィガーというのは、新しいのが追加されたのではなく、古いフィガーが蘇ったもののようです。
090731

  • 最終更新:2009-07-31 19:37:53

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